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2004Racing Report

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脇阪寿一 Round1 Round2 Round3 Round4 Round5 Round6 Round7 Round8 Round9

Round4 鈴鹿サーキット

2004フォーミュラ・ニッポン第4戦

7月3〜4日、三重県・鈴鹿サーキットにてフォーミュラニッポン第4戦が開催されました。今回は第2戦SUGO同様に、2スプリントレース。
タイヤ交換、給油などをせず、速さのみを競う戦いとなります。このため、朝のフリー走行に続き、午前中に最終的なグリッドを決める18周のファーストスプリントが行なわれ、午後からシリーズポイントが与えられる25周のファイナルスプリントが行なわれました。3日に行われた予選では、夏のレース恒例、全般的に公式予選1回目の方が気温も低くタイムが出る結果となりました。脇阪も同様に、公式予選1回目のタイムがベストタイムとなっています。しかし、予選1回目のアタック時、シケインをオーバーランしタイムロス。2回目は思った以上に路面コンディションが悪く、タイムをのばすことが出来ません。マシンの調子は悪くない・・・としながらも、トップタイムをマークすることが出来ずに8番手。

<ファーストスプリント>
脇阪寿一は8番グリッド4列目からのスタート。
気温29℃、路面温度36℃と、予選日より気温は低いものの湿度が高く蒸し暑い日となりました。鈴鹿サーキットは世界に誇るテクニカルコースとしても有名で、ドライバーも観客も見所いっぱいのサーキット。パッシングポイントは、1コーナー、130R、シケインとハイスピードで入るコーナーのブレーキがポイントとなります。そのため、激しい戦いはよりタイヤに厳しく、タイヤの使い方も勝敗を左右することになります。やや1コーナーからの向かい風が吹く中、レッドシグナルが消え、ファーストスプリントがスタート。井出が出遅れたことで、やや団子状態のスタートの中、いいスタートを切ったのは土屋武士。1周を終え、トップから、リチャード・ライアン、土屋武士、ブノワ・トレルイエ、井出有治、本山哲、道上龍、金石年弘の順。脇阪は前につまり、行き場を無くしたため失速。スタート直後に10番手まで順位を落としてしまいます。1〜2コーナーにかけアウト側より巻き返しにかかりますが、並びかけるもオーバーテイクすることが出来ません。オープニングラップから上位陣は白熱した戦いとなり、3周目には2コーナーで土屋とトレルイエが接触、大きなクラッシュになりませんでしたが、土屋は弾き飛ばされコースアウト。グラベルにつかまりリタイアとなります。この後、トレルイエ、井出のIMPUL勢が追い上げを見せるも、順位を代えるに至らず、残り3周のところでトレルイエは、ライアンに1コーナーアウト側から仕掛けるがコースアウト。戦列には復帰するも、6番手まで大きく順位を落とします。脇阪のマシンは安定した走りを見せますが、順位を上げることなく9位フィニッシュ。ファイナルスプリントは5列目からのスタートとなりました。

<ファイナルスプリント>
15:00〜スタートしたファイナルスプリントは、気温30℃、路面温度40℃。午前中よりも強い1コーナーからの向かい風に、各マシンリアウイングの調整をして戦いに望みます。チームメイト片岡がスタート失敗。最後尾まで順位を落とします。1ヒート同様にやや混戦状態でスタートしたため、脇阪はアウト側から1コーナーに飛び込むが、2コーナーでインのマシンに阻まれて行き場を失い、ダートに落ちてしまいます。また、井出有治も出遅れ、オープニングラップはトップから、リチャード・ライアン、本山哲、ブノワ・トレルイエ、井出有治、金石年弘、服部尚貴、道上龍の順。脇阪寿一は一つ順位を上げ、8番手。バトルを繰り広げていた金石と道上が3周目のシケインで接触。金石のリアタイヤに乗り上げた道上は宙を舞い、あわや大惨事というクラッシュになり、セーフティカーが導入されます。
このセーフティカーにより各マシンの差が一度縮まり、8周目セーフティカーが解除され、再スタート。この時点で、脇阪は6番手走行。25周で争われるファイナルスプリントは、徐々に燃料が軽くなりマシンバランスも変わり始めるため、後半のバトルが期待されます。前を走る服部がバランスを失い単独スピンし、脇阪は一つ順位を上げ5番手。トップはライアンが快走し単独走行する中、2番手争いが熾烈となります。15周目ベテラン本山哲に、昨年のチームメイトであるトレルイエがヘアピン手前で仕掛け2番手に浮上。さらに本山はスプーンカーブでミスし、井出有治にも前を行かれます。5番手走行の脇阪は最後まで粘り、4番手走行の本山との差をコンマ5秒まで詰めますが、抜くことが出来ずに、5位でフィニッシュ。
ポイント圏内ではありますが、まだまだトップ争いの波に乗れずに第4戦を終了しました。


<寿一コメント>
「今回は、マシンの加速はよかったし、今まで課題となっていたクラッチ部分もかなりよくなっています。そのためスタートはよかった。
ただ、レースをトップで争うまでのポテンシャルはまだかな。
前について行くのが精一杯で、オーバーテイクするまでのパワーがない。
悪いなりにレースはまとめられていると思うし、決勝5位はベストなので、満足してはいませんが、焦ってもレースの場合勝てないから。一つずつ課題をクリアし早くトップに近づかなきゃいけませんね。
今週は7/7〜熊本でメーカーの開発テストに参加します。
FNのMINEサーキットでのテストと重なっているので、残念ですが参加できません。どちらも大事な仕事ですからね。少し遅れをとってしまいますが、頑張りますので、応援してください!」




 
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