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2004Racing Report

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Racing
脇阪寿一 Round1 Round2 Round3 Round4 Round5 Round6 Round7 All Star  

Round6 オートポリス

2004全日本GT選手権
第6戦

レースでのブルーな気持ちを払拭するには、やっぱしレースで! 茂木戦からやっと時間が経って今回のオートポリス戦。 去年なんかのデータからすると、タイヤ的には苦手なサーキットではあるものの、テストなどで開発もまた一歩進み、今後に向けて色々な意味で楽しみなレースでもある。

金曜日、フリー走行。 走り出しこそドライコンディションやったけど、山の天気は変わり易く、急に雨が降り出した。 ドライでは服部さんがテストしたけど、低い路面温度と悪い路面でテスト時の様な感触は掴めずタイム的にも、車のフィーリングも悪い様・・・。 雨でのテストは最初に僕が担当。 最初は様子を見て全車が走らず、路面には結構な水量。 ここでは全くグリップしなかったけど、約40台が走る予選や決勝では実際にこの様なコンディションは有り得ないんで気にしなかった。 その後、水量も少しづつ減っていき、ウェットタイヤからインターミディエイトへ・・・。 ここからレインコンディションでは、1.8〜0.5秒をリードして終始トップ。 最近の混戦が続くGTでのこのタイム差は本当に凄いレインタイヤのパフォーマンスをアピール出来たと思う。 

土曜日、予選。 朝は昨日からの雨が少々路面に残ってはいたものの、サポートカテゴリーの走行などで乾いていき、始まる頃にはほぼドライコンディション。 いつもの流れで進めて行ったけど、ポジションやタイムでは去年とあまり変わってない様に思うけど、レースを想定したテストやそのタイヤでのタイムなど、内容的には進歩を実感出来た。

日曜日、フリー走行では、タイヤの摩耗を助ける為に昨日までとは違うサスを試したけど、良い方向には進まなかったので戻す事に・・・。 この判断は、路面の状況や温度など決勝に向けて考慮しないといけない要素が多かったので難しかった。 結局、茂木に続き、僕達が望んだ天気にはならず、決勝。 スタート前のチェック走行で、朝の判断が正しかったと確信。 今回のスタートは、いつも以上に難しかった!・・・と言うのも、通常スタートラインに近付くにつれ、タイミングを取り、加速して行くのに、今回、僕より前の数台はギリギリまでブレーキも使いながらタイミングの取り合いをしてたから・・・。 僕は少しスペースを作ってスタート。 これが結果的に1コーナーの混乱を避け、ポジションを上げる事に繋がった。 その後、チームとしては『出来れば半分以上消化してほしい』と言われていたので、とにかくタイヤが傷み易い前半はタイヤをケアして走った。 僕のスティントでは、終始後ろからのプレシャーを受けたけど、それが逆に集中を高めてる様な気がした。 勿論、タイヤ的には厳しいサーキットなんでタイムは周回ごとに落ちていくけど、安定して走れたと思う。 ポジション的には中段で、あまり目立つレースではなかったけど、『あー、あそこはこう走ったら・・・、こーしたら良かった・・・、』と後で思いあたる事が1つもない程で、最近のベストレースになった。 まぁ、『それを茂木で出せよ!』って感じです。 その後、服部さんに交代。 外から見ると僕達の作戦は、ちっと引っ張り過ぎに感じるかもしれなかったけど、後半の展開やタイヤライフを考えると、結果的にもあのタイミングしかなかったんで、上手く300クラスの混雑も避けた良いピットタイミングやったと思う。 結局、8位でフィニッシュ。 これまた去年と同じ様な結果やけど、去年は2ピット、今年はタイヤライフを確実に想定しての1ピットで、厳しいサーキットでのタイヤライフの成長を確認出来た。 雨が降っていれば、結果はもっと良かったかもしれんけど、このレースをこの様な内容で乗り切った事は必ず最終戦鈴鹿に繋がると思う。

最後に、最悪やった茂木後のテストやこのレース、レースチーム、イベントスタッ
フ、とにかく関係者のみんながいつもと同じ様に明るく迎えてくれて、変に力む事なく、本当に集中する事が出来た! ありがとうございます!
ファンの皆さんには、もっともっと良いレースを見せれる様に頑張ります!


 
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