ホームページに戻る
 

2004Racing Report

J-Style
S-Style
Racing
脇阪寿一 Round1 Round2 Round3 Round4 Round5 Round6 Round7 Round8 Round9

Round5 スポーツランド菅生

2004フォーミュラ・ニッポン第5戦

7月31日〜8月1日、宮城県・スポーツランドSUGOにてフォーミュラ・ニッポン第5戦が行われました。全9戦で戦われる今季の折り返し地点となり、チャンピオンシップへ残るためには重要なレースとなります。脇阪寿一は第2戦・SUGOでも好スタートで3位表彰台を獲得した相性のよいサーキット。しかし公式予選では1回目、2回目とも黄旗に阻まれアタックをすることが出来ずに決勝グリッド10番手と納得のいかない結果で終えています。

脇阪寿一決勝日(8/1)は、気温35℃・路面温度54℃。
ここSUGOは周回距離が3.704kmと短く、高低差のあるサーキットで、コース前半はテクニカルなコーナーが続き、後半は高速コーナーが多いのが特長。
またコース特性に加え夏のレースはタイヤにも厳しく、摩耗度合いがレース後半に響きため、タイヤマネージメントが勝敗を左右することとなり、言い換えればパッシングチャンスが増えるとも言えます。また、72周で争われるため燃費はマシンによって無給油でもギリギリ足りることが予想される中、Team Lemansでは予選順位・朝のフリー走行でのラップタイムを考慮し、「常にクリアラップを取れる状態を作る」という戦略で早めのピットインを予定。
真夏の青空が広がるSUGO、14:30〜フォーメーションスタート。全16台がグリッドにつくとシグナルがレッドからブルーへ。10番手からスタートの脇阪は好スタートを切り、3台抜いてポジションアップし1コーナーへ。しかし混戦状態の中、真後ろについたマシンに追突され2コーナーでコースアウトし、最下位まで順位を下げてしまいます。

脇阪寿一スタートでトップの順位は入れ替わり、本山哲、リチャード・ライアン、5番グリッドからスタートのブノワ・トレルイエ、小暮卓史の順。脇阪はこの時点で10秒ほどタイムロスし、コースに復帰。後方から追い上げつつも、6周目にはピットインし、作戦通り早めのタイヤ交換となりました。今回はサーキットの特性上、左サイドのタイヤの摩耗が激しいため、ピット時間を短くすることからも左のみ2本を交換してピットアウト。
上位陣で先にピットインしたのはブノワ・トレルイエ。タイヤ交換なしの給油のみの戦略でしたが、2回のエンジンストールでタイムロスし戦線を離脱。このあと続々と各チームのピット作業が始まると、タイヤ交換では左サイド2本交換のマシンも多く、タイヤ交換なしを選択したのはmobilecast IMPUL2台、そしてDoCoMo DANDELION(服部)とPIAA NAKAJIMA(小暮)は無給油、タイヤ無交換のノーピット作戦。これが吉と出るか凶と出るかに注目が集まりました。
トップを快走する本山哲が29周目にピットイン。充分のマージンを活かし4本のタイヤ交換・給油後、3番手でコースに復帰。この時点でトップから、小暮、服部、本山、脇阪寿一の順。
脇阪は早めのピットイン作戦が功を奏し、トップ集団で後半に賭けます。
3番手を16秒台で走行し続け猛プッシュした本山は44周目に服部をパスし2番手。その後、55周目に3位争いが白熱。服部、脇阪、更にはピットインを後半に延ばしたリチャード・ライアンが交換したばかりのタイヤを使って後方から追い上げを見せ、一時は早い段階のタイヤ交換でグリップダウンしている脇阪の直後に迫り激しいアタックを再三仕掛けてきます。

しかし脇阪は磨耗の激しいタイヤを駆使し、5番手のリチャード・ライアンとのバトルを制する事に成功、今度は後方とのタイム差を約3秒まで広げます。さらに前を行く服部を5周で3.58秒差からコンマ3秒まで詰める猛追をみせ、ノーピット作戦にでた服部を59周目にとらえ3番手に浮上。62周目には馬の背でトップが入れ替わり、本山、小暮、脇阪の順で、第5戦が幕を閉じました。


<寿一コメント>
脇阪寿一「予選では黄旗により全くアタックできずに後方グリッドからのスタートでしたが、朝のフリー走行からマシンのバランスもよく、早めのピット作戦でクリアラップさえとれれば前へ行けると確信していました。
スタート直後の松田選手に追突され、コースアウトしたタイムロスは大きかったですね。レースで○○だったら・・・というのは意味がないけど、追突されなかったら、トップ争いができたし、優勝を狙える位置にいましたよね(笑)
でも今回の表彰台でチャンピオンシップに届く位置に居ます。後半戦に向け流れを掴めてきていますし、面白いレースを見せたいと思っています。
今回はホントを言うと、タイヤ交換が早かったことで最後のリチャードを抑えるのはタイヤ的に厳しい状況だった。抑えられて良かった。抑えられたことで、次への流れが変わりますからね。次戦も応援宜しくお願いします。」




 
このページの上部にジャンプ
JS STYLE COMPANY
JS STYLE COMPANY