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JGTC Rd.7

●JGTC Rd.7 REPORT


今回のオートポリスは6月にテストをした時から、結構きつくなるとは思ってたけど、これほどとは・・・。 とにかくコースレイアウトが複合コーナーとアップダウンの連続でタイヤにはホンマにきつい! 木、金曜日とテストが行われたけど、なかなか順調には進まなかったのが正直なところ。
 
予選では午後に服部さんが頑張ってくれて7番手まで上がってくれた。 このレース、TVや雑誌などでも#12の2ストップが取り沙汰されてるけど、BSで2ストップってちょっと贅沢って気もする・・・。 まぁ、攻めるレースってのには共感出来る! 実はウチも2ストップはレース前から準備してた作戦の1つやって、ただ1つ違いは、ウチは流動的な2ストップ作戦。 僕がスタートから様子を見ながら規定周回は走り、服部さんのパートは状況を見ながら作戦を変えるというもの。 僕達ドライバーとしては攻めるレースをしたいし、同じコンディションでは抜き辛いコースでも、ラップタイムに差があれば簡単に抜けるし、300クラスなんかの周回遅れにしても、タイヤの状態が良い方がリスクもロスも遥かに少ないし、トータルで考えると2ストップの方が1ポイントでも多く獲れると思ってたし、あとセーフティーカーも入る可能性が高いと思ってたし・・・。 とは言え、そこを1ストップで行けるようにするのが課題でもある・・・。

スタートは僕で、オープニングラップで1台スピンで6番、数周後に#100を1コーナーで抜いて5番。 しかし、次の周の第1ヘアピンで#12のトレルイエと接触してポジションを3つ落としてし
まう。 TVでも観た人も多いと思うけど、あのコーナーは美祢のヘアピンと同じで前の車がよっぽどボーッとしてるか、譲ってもらわないと抜けるコーナーと違う。 それは無理よ! 僕も気にしながらステアしていくと視界に入ってるミラーの中で#12が横向いて飛んで来てるから、『いやぁ〜、カルソニックブルーって迫力ありますねぇ〜!』って言ってる場合じゃなく、反対にステアして避けようとしたけど全然避けきれず接触。 久々にハラ立ったけど、後からブノワが僕んとこ来て言うには、『もうブレーキがロックしてどうしようもなかった。 ゴメン!』と。 僕はレースでは良い意味で激しい抜き合いが一番お客さんに楽しんでもらえるモノやと思ってるし、トライせんとアカンと思うし、だいたい僕も大人しいタイプではないから、今度は反対の立場になるかも・・・。 ちゃんと謝られたら、『今度何かおごれ!』くらいしか言えんよね。 結局ね、接触が問題なんではなく、大事なんは、こうしたドライバー同士の話合いやと思います。 それとなしに当てて、それとなしに知らん顔してるのが一番ハラ立つもんね。 その後、もう少し前に付いて行けると思ってたけど、やっぱしちょっと難しかった。 でも、ポジションをキープして服部さんに交代出来たのが、タイヤ開発がちゃんと進んでる証拠やと思う。 服部さんは結局2ストップを選択し、狙い通りに終盤タイヤがきつくなってる車両をパスして8位でゴール! レース後に#12が僕との接触でペナルティーを受けたんで1つ上がり、正式結果は7位。 一番苦戦すると思ってたコースできっちりポイントを獲れたのは良かった!

 

薫 一

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BBS Racing Shigekazu Juichi