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●JGTC Rd.5 REPORT

 今回はRd.4セパン後からちょっと期間が空いたこともありか、なしか、木曜日から金曜日にかけてフリー走行が行われました。 このレース、我が35号車はレギュレーションに定められた救済処置により吸気径が2ランクアップ。 ストレートの長い富士という事もあり、それがタイムに繋がり易く、金曜日の午後には2番手につけれたりと、本番に向けて僕自身も結構期待してた!
んですが・・・。 そこからタイムが伸びない! 僕はユーズドタイヤでレース本番に向けてのセッティングを多く試したんですが、それもバランスは取れるけど速くはないといった感じ・・・。 

この週末は気温も非常に高く、セッティングを進めるのは非常に難しかったです。 ちなみに僕が
記録した最高速は301.5km! やっぱしストレートだけ速くても駄目。

予選は正彦さんがアタックし、17番手。 正彦さん曰く、「ニューで出て行っても、どうもグリップが感じられない。」との事。 その後、決勝に向けチーム全体でどうにかメカニカルグリップを上げれないかなどを協議。 協議。 協議。

決勝、スタートは正彦さん。 スタートから#64にストレートエンドで仕掛けるけど抜けずといった感じで周回続き、18周目を過ぎたところで2回目のセーフティーカーが入り、スタートドライバーの
規定周回数が超えていた為、正彦さんは勿論、殆どの車両がピットへ。 しかし、ここでハプニングというかミスというか・・・実は僕の用意が出来てなかった! スーツは着ていたけど、シューズの紐も結んでないし、クールスーツも着てない!! 急いでヘルメット被って、グローブをはめながらピット前へでて正彦さんを待つべく立ってる時、気付くとマネージャーがシューズの紐とか結んでくれてた状態。
で、僕は何をしててたかなんですが・・・。 スタートから#64と正彦さんが接近してたんで、僕に代わった後半にどうすれば抜けるかをその2台とモニターを見ながらずっと考え込んでた訳です。
向こうはハンディウエイトを沢山積んでいるとは言え、決まってる車やし、どのくらいで仕掛ければ抜けるかな?と。

でも、チームの予定に関係なく規定周回数を過ぎる時に、次のドライバーが用意しとくのは基本。 その後、結構暑かったのは言うまでも無く、自業自得と言ったところです・・・。 ピットから出ると監督が無線で、『えぇ〜、クールスーツ用の氷などちゃんと交換しときましたぁ〜。 完璧で〜す。』 僕が、『あぁ〜、クールスーツ着てないの知ってるでしょ?!』と返答するとスタッフ一同大爆笑やったらしいです。 その後、セーフティーカーが明けるまで無線でイジられ続けたのはチームクラフトならではと思います!

さて、300を挟んで前には#64。 今回のレースは短めと言っても、ちょっとタイヤに負担を掛けるとすぐにタイヤ温度が上がりタレてしまう。 レベルの差はあるとしても、どのタイヤもそこは同じ状況やったと思います。 最初からプッシュせずタイヤに合わせて数周するとちょっと#64のペースが落ちたので、そこでちょっとプッシュ! ストレートで合わしにいったら、こっちがビックリする程のスピード差で抜けました。 でも、そのちょっとのプッシュでタイヤがキテしまい、その後は抜き返されない様にしながら、悔しいけど太刀打ち出来ないペースで追い上げてくる車は素直に行かせてタイムを並べてといった感じ。 そうすれば、最後の方には何か起こると思ってたし・・・。 

案の定、残り数周を残したセーフティーカー明けに#39がトラブル、#76がスピンアウト。 10位で1ポイント。 
富士で2ランク貰って10位っていうのは辛いけど、少しはレースが出来たし、次に繋げて行くしかないと考えています。
  薫 一

 


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BBS Racing Shigekazu Juichi