僕は実際に存在した人の本を読むようにしている。
色々な賢人の生き方から学習し、自分を成長させたいと考えるから。
特に明治から昭和にかけてに、僕の興味が集中する。
それは、その時代の考え、生き方が今の日本を築いてきたから。
今の時代に忘れ去られかけている“古き良き日本”を見つめ返すため。
本は違えど、同じ名前が色々登場してくるのも時代背景が同じだからこその面白さもある。
以前、読んだ本の感想を書いた時、「人物をえがいた本は、その反対側の立場の人の本を読んだ方が良い」と言われた事がある。
今回読んだのは、あの「笹川良一」さんの検証本。
まぁ凄い人です。
子供心に見たテレビCM
「世界は一家 人類はみな兄弟」
「お父さん、お母さんを大切にしよう」
「一日一善」
「戸締まり用心、火の用心」
を思い出す。
“日本の黒幕“
“ファシスト”
“ギャンブルの胴元”
“戦後のフィクサー”
“競艇屋の怪物”
などとマスコミに張られた悪名のレッテルは果たしてそれが全てなのだろうか!?
もちろんこの本は「笹川良一」を美化してる部分はあるかもしれない。
でも、彼が個人の膨大なお金を費やし、取り組んだ様々な人道支援についてマスコミが取り上げる事は、彼の悪名を取り上げる事と比べたら全く無いと言ってよいだろう。
そんな事が出来たのは彼しかいないのにね。
人のイメージを作り上げ、揚げ足を取って落とし込む。
この本を読みながら、今の日本の仕組み、風潮の略図を見せられた気がしている。
だからこそ、日本の中の「笹川良一」のイメージとは違った形で彼の生き様を見れたこの本は面白かった。
彼の先を見る力、目標達成するための財力、そのお金の産み方、そして人脈は桁を外れている。
それにしても笹川良一さんは、凄い人であった。
コメント ( 1 )
センエツながら、ボクは今後の11さんの為にも読んでみて頂きたい人物が居ます。歴史上の人物ですが・・・。
上杉鷹山です。
はい、成せば成るの人です。
でも、彼はこんな事も言っています。
「やってみせ 言ってみせ 褒めてみせねば人は育たぬ」
人を引っ張る際、たとえ小さなグループだったとしても、とても重みのある良い言葉と思います。
それを封建時代のしかもお殿様が言った言葉ですので興味を惹かれる人物です。
投稿者: mikioGT | 2014年10月07日 21:27
日時: 2014年10月07日