JUICHI WAKISAKA

レーシングドライバー 脇阪寿一 OFFICIAL BLOG

2013.9.21

今日は千葉県警の方々にレーシングドライバーの運転技術を伝えたよ!

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これ、凄いでしょ!!

実現するには色々な方々のご協力、ご苦労がありました。



今日は袖ヶ浦フォレストレースウェイでCrazy Car Project

Crazy Car Project代表齋藤さんや、千葉トヨペット勝又社長に相談していた「レーシングドライバーの運転技術を色々な方々に伝え、車、モータースポーツの素晴らしさ、楽しさを伝えながら、交通事故撲滅を目指したい。その中でもまずは、交通事故に直接関係する警察の方々や、車を扱う自動車販売店の方々、運転免許センターなどで一般のドライバーにそれを伝えたい」という僕の願い。

今日はCrazy Car Projectの走行会で勝又社長のご協力を得てそれが実現しました。

本当に感謝です。

我々レーシングドライバーの技術、それは過酷なレースの環境において、より安全にスピーディーに車をゴールに導く技術。

安全にそれを遂行できなければ、レース中リタイアとなり成績が出ない訳ですから、スピーディーに安全にというこの同時に遂行する事が難しい2つのミッションを成し遂げる技術は、一般ドライバーの方々に役立てられると僕は思うのです。





今回の会場、袖ヶ浦フォレストレースウェイにお集まりくださったのは、千葉県警の方々、そして千葉トヨペットの方々、もちろんCrazy Car Projectのメンバー。

駐車場にパイロンを並べて、ジムカーナコースの様なものをつくり、トヨタの86を使用してドライビングレッスン。

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ブレーキとは車を止めるためだけでなく、加重移動に利用する事よって車の旋回性能が変わる事など、我々レーシングドライバーでは当たり前でも、一般の方々にはそんなに浸透していない技術を体感頂きました。

最初は消極的だった参加者も、トライするごとに楽しさがわいてきたのか、最後はタイヤの音を鳴らしながら、時には車の挙動も乱れるぐらい攻められてましたね。

こういった、車そして自分の限界を超えたドライビングを経験する事は大切なんです。

その経験は頭にも、そして身体にも染み付き、それがいざという時の対応や、その反応スピードに影響するのです。

このような練習は一般公道ででは出来ませんので、このような機会にサーキットで経験していただきたいのです。

誰もが持つ、交通事故に巡り合う可能性、それを自分たちの考え方や運転技術を向上させる事で、その可能性の確率を下げられると僕は考えます。

そのような事を今回、運転技術を教えさせていただくと同時にお話させていただきました。

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警察の方々は普段のパトロール、取り締まりに、販売店の方々は、お客様と接する際にそのような事を伝えて、色々な意味で交通事故撲滅に向けて今日の経験を役立たせていただければ僕は嬉しいです。



そして最後は同乗走行210周。

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Crazy Car ProjectのGT86を使って参加者全員にプロのドライビングを体感頂きました。

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いつも思う事ですけど、乗る前と乗った後、参加者の方々の表情が違うのよね!

みんな笑顔になっちゃう。

また僕の話に耳を傾けて頂けるようになる。

これは僕が一番嬉しい事。






今日参加頂きました、千葉県警の皆様、千葉トヨペットの皆様、楽しんでいただけましたでしょうか!?

そして、ドライビングについて何か感じられましたでしょうか!?

僕が皆さんに伝えたい事、それは、車の楽しさ、素晴らしさ。

また、車を運転する者は、その責任においてドライビング技術を向上させる義務を持っているという事。

だってそうでしょ、車ってすごく便利で楽しく、素晴らしい乗り物ですが、使い方を間違えれば凶器になります。

悲しい事故を起こさないために、正しい使い方、操り方を習得すべきですよね。

僕も車の運転をまだまだ勉強したいと思っていますよ!




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Crazy Car Projectの活動、これはどんどん進化していってます。

最初はトヨタ自動車の車好きが集まった自動車同好会。

幻の名車、トヨタ200GTを電気自動車に改造して、テレビのニュース番組で特集されるなど、車好きにしか出来ない事をやってきました。

次はトヨタの86を使ってマカオGPやもてぎのJoy耐にも参戦。

その活動によって彼らメンバーの技術が進歩し、それを仕事すなわちトヨタの車づくりに役立たせている。

また、色々な方々に車、モータースポーツの楽しさ、素晴らしさを伝えてきましたね。

そして今回は交通事故撲滅を目指した社会貢献活動にまで及んできました。

「好きこそものの上手なれ」

この言葉が現すように、僕は彼らに無限の可能性、パワーを感じます。

このような活動に参加させていただける幸せを感じながら、自分の立場としてやっていかなければならない事を見極め、行動していきたいと思います。



感謝。



ほんとうに感謝。





コメント ( 4 )

mikioGT :
凄い企画ですね!県警の方々も講習されるとは!
技術を磨くことは勿論ですが、クルマの楽しさも伝わって、それが日々の職務にも良い影響が出来ると良いですね!


でも、久々11さんの『みなさん楽しんで頂けたでしょうか?』が聴けました(文字観れましたですが・・・)!

APでその台詞が聴けます様に!
mumu :
寿一さんがいつもおっしゃる,
「車を運転する者にはドライビング技術を向上させる義務がある」ということは納得できるのですが,テクの向上が交通事故の撲滅に直結するといわれると,いまいちイメージがつかめません.結局のところ発見のタイミングが同じで,クルマの物理的性能を使い切れば,状況は変わらないと思うからです.いまでは全車ABS・TCS装着の時代ですし・・・

みんなが実際に体験したりレクチャーを受けたりするには相当な時間が必要になりますし,一度ブログで書かれてみてはいかがでしょうか? それを知るだけでもすこしは効果があるのではないかと思います.インターネットという便利なツールがあることですしね.


私がこれまでバーチャルのグランツーリスモと,少しだけですがリアルのサーキット走行の経験から道路交通に活かせそうだと感じたのは,まずは集中力でしょうか.またコーナリング時の視線が歩行者等の早期発見につながるのかなと思いました.あとはタイムとかタイヤとか意識した時のステアリングの切り方が,同乗者にやさしく,緊急時にも変な挙動をおさえれるのかなと・・・


ぜひとも寿一さんの想いをブログに書き起こしていただきたいです! よろしくおねがいします!

長文失礼いたしました
ウーロンハイ :
止めるためのブレーキと曲げるためのブレーキですね。
某レ○スピードによく書いてあります(笑)
僕も一応、理解はしているつもりですが、左足ブレーキもふくめ、完全にはできていないと思います。
まあ、そこまで必要なシチュエーションって一般道ではあんまりないと思いますが。。。
みなさん楽しんでおられたようで何よりでした!
210周はしんどかったと思いますが、やった甲斐がありましたね!
さすがにお疲れのことと思いますので、ちゃんと屁こいてから(笑)お休みくださいね。
僕も2010年のワクドキを思い出しました!
きっと皆さん、忘れられない思い出になりますよ!
そして、これからもよりいっそう、交通事故撲滅のために御尽力くださると思います。
お疲れ様でした!
ジョナタン :
こんにちは、お疲れ様です。中々このようなイベントってないですよね。何年か前に、土屋圭一さんが、沖縄でパトカーでドリフトやってるの見た事があります。参加者の皆さんも、車を操る楽しさを、知ってもらえたのではないでしょうか。(^ ^)
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