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風に吹かれて堕ちたのか!?
生きる力が足りなかったのか!?
友人と食事をした後、何故か少し歩いた。
意味も無く歩いた。
街灯の光を遮った街路樹の暗い陰で光るものを見つけた。
蝉の幼虫だ。
しかも脱皮するために背中は割れ・・・。
自然界の摂理では、歩道に落ちている=死を意味する。
蝉の運命に対してあまり人が手を貸すのも僕には違って思えたが、樹にかけてやる事にした。
でも手の力が弱いのか!?
脱皮を始めたので身体が上手く動かないのか!?
うまく樹に掴まれない。
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それでも僕の手の中で懸命に脱皮するために動きだした彼に心を奪われ・・・
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しばらくそれを友人と見守った。
色々観察してみると、堕ちた衝撃かなにかで彼の頭は少し変形。
その影響か、うまく脱皮が出来ない様子。
それも悩んだが、悩んだ末に手助けをした。
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そうすると羽が伸び始め、それでも色は淡く、身体も完全に固まらない様子。
時間を置くため、それを友人宅に持ち帰り見守った。
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とまる力がないため、糸とガムテープで彼を固定して・・・
次の日の朝に彼が元気に飛び立ってくれる事を願って。
日にちが代わり彼は成虫に
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我々の願い通にはなりませんでした。
それでも彼は生きてます。
飛べないですが、羽も動かせば、動きます。
彼の使命を全う出来ないかもしれませんが、生きています。
蝉の一生は7年間、土の中で過ごし、成虫になり1週間でその命を終えます。
我々は後どのくらい生きてくれるかわかりませんが、彼を見守っていきたいと思います。
コメント ( 1 )
ボクもそうですが、こういう時、何処か擬人化してというか、自分の人生とか、今の自分と重ねてしまうところがある様にも思えます。
考えが全く『ちゃうちゃう』だったらごめんなさい。。
しかし、11さん黒い。。。
投稿者: mikioGT | 2013年08月11日 09:28
日時: 2013年08月11日