戦後から日本の高度成長期を支えた世代があり、この世代が“日本のもの造り”の素晴らしさ、技術を世界に知らしめて日本を持ち上げた。
そして団塊の世代があり、そして新人類と呼ばれる世代との間で我々世代は存在していて・・・。
レースにおいて僕の中には“松本恵二イズム”が流れていて、坂東正敬の中にも“坂東正明イズム”(正敬の父でありスーパーGTを運営するGTアソシエーション代表)が流れていて、それはいわゆる“昭和”の考え方で。
近年の日本においてどんどんグローバル化が進み、社会の仕組み、考え方、会社のルール、教育までもが“タカ&トシ化して・・・
一部の“本物”の様に、それがその本質までも理解し意義のある進み方をしていれば良いのですが、その大部分がその“欧米化”のうわべだけをみて本質が付いて来ず、今まで培った日本の素晴らしき風習や伝統すらも失いかけ、自分が見えなくなっている今の世の中、我々世代はこの先、どう生きるべきか考えるのです。
先日、急に坂東正敬(スーパーGT500クラス#19ウエッズスポーツ坂東代表)から食事がしたいとメールがありまして。
僕もレース界で生きる男、誘いの意味、話の内容は想像していましたが、その話を聞いて僕に何が出来るか!?それが彼に会うまでの時間、僕の悩みでした。
1週間後、彼と会うと案の定。
僕が10年ぐらい前に、個人レベルで悩んでいたり、受けていたりした周りの反応、仕打ち、それを彼はチーム運営レベルで悩んでいて。
僕が個人なら、彼は組織で悩んでいるからそのレベルは僕とは比べ物にならないぐらいのものでね。
真面目な男であり、古き良きものを重んじ、今のニーズを取り入れる。
物事に対して何事も真剣に取り組んできた男だけに堪える今の状況。
正しい事をして結果を出す。
シンプルですがそれを素直に認めてもらえないのも今の日本で。
スポーツの世界において、イチローが成し得たアメリカでの成功。
“アメリカンドリーム”
年齢、人種、生まれ、それらに関係なく、素晴らしい偉業を成し遂げれば認めてもらえるなら彼は今以上の苦労だって苦と思わないと思う。
難しいね、日本は。
知らないだけで、アメリカだってもっと難しいのかな!?
我々世代は突っ張って生きている訳ではないから苦労する。
諸先輩方の功績に感謝し、それがあるから今があり、今の時代に我々がすべき事は何かを考えて行動している訳で。
例えばウエッズスポーツ坂東。
GT500チームの中では新参者、3年目のチームで若いチーム。
でもどうでしょう!?
僕からしてみれば、与えられた環境の中で、きっちりスポンサーも獲得して、ポールポジションや表彰台といった結果も出しながら、チーム運営だって一番張れてると思う。
それは今までのチーム運営とは異質で、でもきっちりとして成果を出していると思う。
それを認めなければ、僕はこのレースの世界に未来はないと心配になる。
今までを否定して自分のやり方を突っ走っている訳でなく、今までのやり方に敬意を持ちながら、自分たちのポジションで自分たちのやり方で頑張って彼ら。
僕が言うのはおくがましいですが、
『そろそろ認めてあげたらどうでしょうか!?』
彼は頑張り戦っています。
彼を支える方々は、もう少し彼を信じ、彼に時間をあげて欲しい。
僕はスーパーGTが大好きで、GTA代表 坂東正明が大好きで、#19ウエッズスポーツ坂東のファンであり、坂東正敬の頑張りに敬服している。
我々は素晴らしき日本の“昭和“の考え方と、大半が間違った形で”欧米化“する今に日本、その狭間で何をすべきか!?
決して相反するものでない“昭和”と“タカ&トシ”
結果だけでなく、そのプロセスを大切にしてきたからこそある日本にもの造りの素晴らしさ。
アメリカンドリームだって、一夜で成し遂げられるものではない。
それを理解し、これからも仲間たちとじっくり考え行動する。
我々世代が日本に胸を張って残せるものをつくりたい。
世界進出、世界レベル、世界水準、こういった世界を意識した言葉が今の日本を駆け巡りますが、いつの日か古き良き日本を取り戻す次期が来ると僕は思う。
世界に出て行かなかった言い訳、負け惜しみととっていただいてもけっこうですが、僕はそのための地盤を固める努力をしたいと思っている。
世界中のドライバーがそのレベルの高さから、スポンサーを自ら持ち込みやって来て、星野、中嶋、松本としのぎを削り盛り上がった日本のF3000。
今のフォーミュラ日本には見られない姿です。
スーパーGTがこの先もっともっと日本の人たちに愛されるように、同じ過ちを犯さないように、坂東代表にも頑張ってもらいましょう!
我々世代はそのお手伝いに努力を惜しみません。
また、時には突き抜けないといけません。
その準備を黙々と土の中で・・・。
#19ウエッズスポーツ坂東代表 坂東正敬著
「昭和魂」
絶賛発売中です!!
近年の日本においてどんどんグローバル化が進み、社会の仕組み、考え方、会社のルール、教育までもが“タカ&トシ化して・・・
一部の“本物”の様に、それがその本質までも理解し意義のある進み方をしていれば良いのですが、その大部分がその“欧米化”のうわべだけをみて本質が付いて来ず、今まで培った日本の素晴らしき風習や伝統すらも失いかけ、自分が見えなくなっている今の世の中、我々世代はこの先、どう生きるべきか考えるのです。
先日、急に坂東正敬(スーパーGT500クラス#19ウエッズスポーツ坂東代表)から食事がしたいとメールがありまして。
僕もレース界で生きる男、誘いの意味、話の内容は想像していましたが、その話を聞いて僕に何が出来るか!?それが彼に会うまでの時間、僕の悩みでした。
1週間後、彼と会うと案の定。
僕が10年ぐらい前に、個人レベルで悩んでいたり、受けていたりした周りの反応、仕打ち、それを彼はチーム運営レベルで悩んでいて。
僕が個人なら、彼は組織で悩んでいるからそのレベルは僕とは比べ物にならないぐらいのものでね。
真面目な男であり、古き良きものを重んじ、今のニーズを取り入れる。
物事に対して何事も真剣に取り組んできた男だけに堪える今の状況。
正しい事をして結果を出す。
シンプルですがそれを素直に認めてもらえないのも今の日本で。
スポーツの世界において、イチローが成し得たアメリカでの成功。
“アメリカンドリーム”
年齢、人種、生まれ、それらに関係なく、素晴らしい偉業を成し遂げれば認めてもらえるなら彼は今以上の苦労だって苦と思わないと思う。
難しいね、日本は。
知らないだけで、アメリカだってもっと難しいのかな!?
我々世代は突っ張って生きている訳ではないから苦労する。
諸先輩方の功績に感謝し、それがあるから今があり、今の時代に我々がすべき事は何かを考えて行動している訳で。
例えばウエッズスポーツ坂東。
GT500チームの中では新参者、3年目のチームで若いチーム。
でもどうでしょう!?
僕からしてみれば、与えられた環境の中で、きっちりスポンサーも獲得して、ポールポジションや表彰台といった結果も出しながら、チーム運営だって一番張れてると思う。
それは今までのチーム運営とは異質で、でもきっちりとして成果を出していると思う。
それを認めなければ、僕はこのレースの世界に未来はないと心配になる。
今までを否定して自分のやり方を突っ走っている訳でなく、今までのやり方に敬意を持ちながら、自分たちのポジションで自分たちのやり方で頑張って彼ら。
僕が言うのはおくがましいですが、
『そろそろ認めてあげたらどうでしょうか!?』
彼は頑張り戦っています。
彼を支える方々は、もう少し彼を信じ、彼に時間をあげて欲しい。
僕はスーパーGTが大好きで、GTA代表 坂東正明が大好きで、#19ウエッズスポーツ坂東のファンであり、坂東正敬の頑張りに敬服している。
我々は素晴らしき日本の“昭和“の考え方と、大半が間違った形で”欧米化“する今に日本、その狭間で何をすべきか!?
決して相反するものでない“昭和”と“タカ&トシ”
結果だけでなく、そのプロセスを大切にしてきたからこそある日本にもの造りの素晴らしさ。
アメリカンドリームだって、一夜で成し遂げられるものではない。
それを理解し、これからも仲間たちとじっくり考え行動する。
我々世代が日本に胸を張って残せるものをつくりたい。
世界進出、世界レベル、世界水準、こういった世界を意識した言葉が今の日本を駆け巡りますが、いつの日か古き良き日本を取り戻す次期が来ると僕は思う。
世界に出て行かなかった言い訳、負け惜しみととっていただいてもけっこうですが、僕はそのための地盤を固める努力をしたいと思っている。
世界中のドライバーがそのレベルの高さから、スポンサーを自ら持ち込みやって来て、星野、中嶋、松本としのぎを削り盛り上がった日本のF3000。
今のフォーミュラ日本には見られない姿です。
スーパーGTがこの先もっともっと日本の人たちに愛されるように、同じ過ちを犯さないように、坂東代表にも頑張ってもらいましょう!
我々世代はそのお手伝いに努力を惜しみません。
また、時には突き抜けないといけません。
その準備を黙々と土の中で・・・。
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コメント ( 4 )
それが過ぎて疑問すら感じています。
おっしゃる通り、いつか失った日本らしさを取り戻す日が来る気がしますし、そうであって欲しいです。
欧米化のみが世界水準と考えるのはおかしいと思います。標準に近づけるものと、自分らしさ(日本らしさ)を持ち続ける事は別物であり、なおかつそれを判断できるのは本物の成熟した国家・社会・個人だと思います。
確かにSFにはSGTの様な魅力は残念ながら感じれませんね。それは観客動員でも明らかと思いますが、ファンは正直です。
それと、GT500にウェッズスポーツが走っていることは凄く嬉しい事です。世の中正しい人が正しいと評価されにくいと云う日本にとって一番マイナスな事だと思います。レース界も開けた考え方の人が多そうに見えますが、そうでは無いのですね。それこそがレース界を曇らせてしまう残念な昭和なのかも知れませんね。
11さんもマサさんも、申し訳ないですが頑張ってください!
投稿者: mikioGT | 2013年07月13日 12:39
日時: 2013年07月13日
寿一さんにその因があり
寿一さんはそれを見事に乗り越えられました
それと同じで坂東親子にも叩かれる因があり
彼らはそれを乗り越えられないでしょう
ただそれだけのことです
俯瞰の目で見れば彼らに関わらない方が今後のためだと思われます
投稿者: ちぃ | 2013年07月13日 12:57
日時: 2013年07月13日
伝統を守るのは大事な事だと思いますが、改善していくことも大事。
プレッシャーかけるのは誰にでもできますが、それを自分のモチベーションに変え、結果を出すために邁進していくのはすごく大変な事。
まかぬ種は生えぬ。
着実に進化して、いつか名門と呼ばれるようなチームになってほしいです。
投稿者: ウーロンハイ | 2013年07月13日 23:36
日時: 2013年07月13日
小生は坂東代表や脇阪選手のような”チャレンジ”をすることなく
人生を歩んできました.平凡な人生をすごせれば安定して
大きな悩みも少なく精神衛生上良いのかもしれません.小生,
お世話になったある方(丁稚奉公から大きな組織を一代で
築き上げた,私にとってはすごい方)から言われたことが
あるのです,「元手があるというのはええことやで」と.小生は
家業を継ぐということに疑問を感じていたのですが,この方の
言葉は今も頭から離れません.おそらくこの方の人生がこの
言葉を語らせたのだと思うと,重みのある言葉で自分の弱さも
あいまって結局家業を継いでおります.ただ,今でも思います
”もう少し違う人生があったのではないか?”と.安定(?)を
選んだ負け犬の遠吠えなのですが,このようなブログを
拝見してチャレンジしている人は輝いていて素晴らしく,自分など
腰抜けの小さな存在だということを否応なしに感じさせられます.
坂東代表はレーシングドライバーに走れる環境を作り,チームを
盛りたてているメカニックや事務系などの裏方さんにもきちんと
給与も出しているのですから,それは素晴らしいことです.
Super GTの中で働きたいと思っている人はたくさんいると
思います.その人たちの夢をかなえている…そしてチームには
ファンの方々がいてその人たちを楽しませている…そしてこの
ブログから感じられる人間としての”味”…このようなチームこそ
盛り上がってほしいものです!
乱文,御容赦下さい.
投稿者: BUNBUN | 2013年07月17日 18:49
日時: 2013年07月17日