JUICHI WAKISAKA

レーシングドライバー 脇阪寿一 OFFICIAL BLOG

2013.6.02

TRDラリーチャレンジ第2戦 長野

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飯田章選手と挑んだ初ラリーで初優勝!!
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パチパチパチ!!

いやぁ〜ラリー、面白いわ。

御陰様をもちまして脇阪寿一、今年初優勝!!(笑

この流れに乗ってセパンも行ったるぞ!!石浦!!


遠足気分で、と言ったら語弊がありますが、少し軽い気持ちで菅平に入りました。

朝6時から始まるレキ(試走)を終え、章と2人で!????

ラリーはドライバーとコドライバー(助手席)2人が車に乗り込み、ドライバーは運転担当、コドライバーはドライバーにコーナーの状況を伝えたり、チェックポイントでおこなう事務的な作業、時間管理をおこなうわけです。

2人の息が合わないと、タイムも削れないし、危険だし・・・。


今回のラリー、SS(タイムを計測して争う区間)が全部で7つあります。

その内訳はダートコースが2つ。

ターマック(舗装路)が5つ。

ラリーは、コドライバーがドライバーにコーナーのキツさを数字で伝えます。

例えば、一番キツい右コーナーは

「右10」

一番ゆるい左コーナーは

「左1」

こんな具合に。

5段階の方もいるらしいですが。

「郷に入れば郷に従え!」

最初のSSは我々もこのような手法でやってました。

でも、ダートは広い空き地でジムカーナ的なコースで、ミスしても問題ないですが、ターマックは車一台通れるぐらいの林道で、山と崖に挟まれた道。

何かったら・・・崖の下!!!!!

怖い。

僕は章が言うコーナーでの数字を信用しきれないし、章は僕が突っ込む侵入スピードを信用できず・・・。

そらそうよね。

初めて参戦して、道も解らず、コーナーの先、出口も見えないブラインドコーナーの連続で・・・。

SSとSSの間、リエゾン(移動区間)では、いつしか2人で真剣に、走らせ方、道の伝え方、ラリーの攻略方法を話し合ってましたね。

しかも、前半SSの何区間かはモリゾウ選手と一秒足らずしか変わらない。

モリゾウ選手のコドライバーは勝田選手と何回も全日本チャンピオンを獲得している足立さやかさんで、彼女のモリゾウ選手の操り方も凄いでしょうが・・・

それにしてもよ、脇阪寿一とトヨタ自動車の社長よ。

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この社長は凄いよ!

良い車を造るために、ホンマに勉強して、運転練習して、ここまでご自身のレベルを上げておられる。

本人曰く、「僕らがはじめて走る今回が、僕らに勝てる最後のチャンス」と、ものすごいライバル心を持たれて。

凄くない!?

それは我々も力はいりますわ。

我々も研究して、研究して、後半SSでタイムを削って。

章の指示も

「右1」

「左3」

から、後半は例えば

「コーナーの先、ちょっとキツいよ!」

とか、僕と5年一緒にスーパーGTを組んだ彼ならではの、僕を理解している彼の言葉。

あげくには

「今の良い感じやったよ!!次もそんな感じで!」

???

今の良かったよ!?

今の!?

それって、過ぎたコーナーの事じゃない!?

先のコーナーの情報が必要でしょう!!(笑

通常はそうでしょう!

でもお互いに信用しきれない言い方よりも、かれはその場で一番僕のポテンシャルの上げ方を長い付き合いで身につけ、それを実行させたのでしょう!!

ホンマに。

褒められて伸びるタイプです!!

でも、このレベル以上はラリーの手法を勉強し、お互いが信用しきれるように二人で練習がもっともっと必要ですね。



そして、最後のSSはダート。

ジムカーナ的なコースですが、ここで大きなミス!!

完全にミスコースしかけて、何とか戻りましたが数秒以上はロス。

何とか優勝はさせていただきましたが・・・悔やまれる。



今回のラリー、章と話してましたが、少し不完全燃焼な感じ。

自分たちとして、もっと色々出来たのでは!?

86の走らせ方も、もっとこの方が速かったのでは!?

などなどいっぱい反省点があります。




そう思える事って、我々完全にラリーにハマってるよね。



我々が普段サーキットで感じてるグリップ、それとは違う感覚のラリー。

滑らせて、アクセルどかっと踏んでドリフとして・・・

おおざっぱな動きをするように見えているラリーカー、今回乗ってみて解りましたが、ラリーカーの運転はものすごく繊細さを求められます。

ラリー、これは奥が深い。

ラリーストは車の動きを本当に理解してないとできない仕事。

彼らは凄いわ。




TRDラリーチャレンジ、このレースいいね。

ナンバー付きの車をラリー仕様にして手軽に出場できるこのレース、初心者はそんなに攻めなきゃ良いし、我々でも探求したい気持ちが出るぐらい面白いレベル。

僕が皆さんにお伝えしたい、参加型のモータースポーツ、このTRDラリーチャレンジも良いよね!

車の走らせ方も勉強になるし、会場の雰囲気もたるみすぎず、ピリピリしすぎず。

ドライバーとコドライバーのコミュニケーションの取り方も面白いし、夫婦や恋人同士、親子で是非参加して欲しいな。

ほんとうにいいよ!!

ハマるから!!


あとは・・・

全日本ラリーに行って、素晴らしい方々の運転を見て、勉強、応援するのも良いかもね。





ラリー、最高!!







素晴らしい車をご用意いただきましたGAZOO Racingの皆様、TRDの皆様、ありがとうございました。


あと、応援に来てくれたみんな、ありがとね!!





今日は素晴らしい経験をさせていただきました。




今回の模様は

テレビ東京系列

SUPER GT+

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狩野アナが取材に来てくれました。



そして、テレビ愛知

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僕らの仲間、黒ちゃんでおなじみ、「黒ちゃんねる






で放送されるでしょう!!

コメント ( 20 )

mikioGT :
ラリー良いですよね!

ボクも以前、チェックポイントでクイズに答えるラリーに出た事があります。

勿論、ダートもターマックもあり。林道なので安全なスピードでスライドしながら逆ハン切って走ったり楽しかったです。

意外と、サーキットやカートより気軽に一般の我々が参加できる大会かも知れないですね!



でも、ボディーに石跳ねたら泣いちゃいます・・・。
佐藤 直樹 :
TRD佐藤です。
今日は、TRDラリーチャレンジに参加してくれて、本当にありがとう。
ラリーはドライバーだけの力量では勝てないモータースポーツで、勝てないだろうと思っていたら何故か勝ってしまいましたね。おめでとう。
コ・ドライバーのアドバイスが良かったのですね。TRDラリーチャレンジを更に盛り上げて行くために、今後とも参加下さるようお願いします。

ちゃ〜 :
初参戦で優勝おめでとうございます。
シリーズチャンピオンを取った相方だから良い方向に向いたんじゃないですか?(笑)
脇阪選手もさることながら、モリゾー選手は凄いですね(b´∀`)
ついこの前ニュルで走ってたと思ったら、ラリーもやってたんですね(^_^;)
凄すぎる(-ω-;)

この調子でセパンも好成績期待してまぁ〜す( ̄Д ̄)ノ

ESSO&LEXUSファン :
今年のTGRFのラリーのトークショー楽しみにしてます
昨年は社長様が飛び入り参加して盛り上がりました
今年はニュル24hに参加されていないので
ラリーの方のトークショー期待しております
ラリーに慣れてなさそうなのでどうなる事と
心配していましたが 全く問題なかったようですね
何でもこなせる寿一さん
息があっている章さん
これからもいろいろな事にチャレンジしてくださいね

SC430が少し苦手なイメージがあるセパン戦も
好走期待しております
BUNBUN :
アマチュアから脇阪選手・飯田選手みたいなプロまで
一緒に走れるっていいですね。おまけにモリゾウ選手
まで…

一回モータースポーツしてみたいな…

そう思って一歩が踏み出せない自分が情けない!
いこう斎 :
おめでとうございます!さすがですね!

優勝も嬉しいけどそれ以上に、脇阪寿一も飯田章もスーパーGTもラリーも大好きな私としては、寿一さんから「ラリー最高!」という言葉が聞けたのが嬉しくてしょうがないです。
また機会があったらラリーやってくださいね。(一時期キミ・ライコネンもやってたし)
あひるまま :
始めてラリーを見に行きましたが、とても良い雰囲気でした。走っている車を見られなくて残念でしたが、サービス中に、間近で見ることができたりスタート、ゴールの時に手を振ったり、子供たちも楽しんでいました。
楽しい一日、ありがとうございました(^_^)
ウーロンハイ :
初参加で初優勝!
ファンタスティックすぎですね!*\(^o^)/*
さすがドライビングセンスのカタマリ!
章さんもナイスアシストでした!
ついでにモリゾウさんもお疲れ様でした!
それにしてもラリーでたったの一秒落ちとは。。。
モリゾウ恐るべしですね!
涼 :
初優勝おめでとうございます!
この勢いでセパンも頑張ってください!
たいしょう? :
ラリーは、基本単独走行で、また走りきるまで順位が解らないことと
サーキットレースに比べて相手が見えない分、慣れるまでは
無茶できなさそうですし、慣れたら無茶が解りそうなのところ、
早く走るためには、ドライバーとコドラの信頼とクルマの挙動の
理解必要となるため、モータースポーツ入門にはたしかに良いかもしれないですね。

リスクの面からは混走のないラリーの方がモリゾウさんには向いていると思いますが、それはご自身も理解していらっしゃると思います。 でも、心配になります。 これからも楽しいクルマを作り続けてもらいたいですからね。





athlete vx :
ラリー初参戦での初優勝おめでとうございます!!\(^-^)/

やっぱり寿一さんは持ってます(^^)v
あやブー :
やっぱり寿一&章両選手コンビでしょ。サイコーです☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
ヒトシ :
ラリー優勝おめでとうございます。
この勢いで本職も優勝ですね!
YPP :
はじめまして。
ラリードライバーのYPPと申します。
皆さんの走りを3.5?の林道で見させていただいておりました。
あのコースの中で一番難しいと思われる3段階くらいに奥がきつくなるコーナーで拝見しました。
GT+で撮影をされていたコーナーです。
一本だけのゆっくり走る試走の後、次は全開走行を強いられるラリーですが、お二人(ドラ・コドラ)の走りは新鮮な驚きでした。
さすがプロドライバーと言いますか、慣れない林道全開走行と思われるのに、既に林道有視界走行の基本と言うか、見えている所はタイヤの限界まで使ってコース幅も一杯に使ってコーナリングスピードを維持する。お見事です。
見ていた一回目の走行では、社長さんの方が進入速度は高かったですが、脱出速度はむしろ脇坂さんの方が速かったと思います。
アナウンサーさんに色々解説させていただきましたが、慣れない林道での撮影に苦労されてました。来週の放映が楽しみです。

お気づきの様に、ラリーではブラインドコーナーをいかに速く走るかがカギなので、ペースノートの正確さと、コドラとのコンビネーション(信頼度)がとても重要です。
だって、ノート間違ってたら、谷に落ちて死んじゃうもん(笑・・笑えないっすね)

ラリーもレースも最終的には総合力が物を言うスポーツですが、より人との関わりとメンタルな部分が重要なスポーツだと思います。
私もラリーにハマり18年もやってますが、まだまだ極められない奥の深さにまだまだ夢中です。
いつか、同じラリーを走りたいです。
マッキー :
初めてラリーを見に行きました。
参加されてる方たちとの距離が近い!スタッフの方も丁寧にいろいろ教えてくれました。楽しかった!
いつも新しい楽しみを知るきっかけを寿一選手からもらいます。ありがとうございます。
高橋俊翔 :
寿一さん、こんばんわ!
コメントが遅くなって申し訳ありません!!

TRDラリーお疲れ様でした(^^)
結果は優勝と言うことで、おめでとうございます!
6号車時代の栄光を再び手に入れた気分ですね(^^)

豊田社長も来てたんですね!
海外と日本を最近行ったり来たりの繰り返しなのに、凄い体力ですね(^^;)
さすがです!

寿一さん、この調子でセパンも優勝しましょう!
2009年以来のチャンピオンをめざし、頑張りましょう!!
ラリーチャレンジ参加してくださってありがとうございました。
楽しんでいただけてよかったです。
また参戦よろしくお願い致します。
群馬にも遊びに来てくださいね
そしてヴィッツにも乗ってください。86にはない難しさ楽しさがあります。

べり子 :
今年初優勝!!
おめでとございまああす

飯田さんのブログも見ました!!

初参戦で初優勝は、さすがとしか言いようがありません…
復活37号車 :
TRDラリーお疲れ様でした。

ニュルの事故で心配していた章選手も元気でよかったです。  

初めてのラリーで初優勝、脇坂寿一やはり持ってますね。。。。。
黄色のダンロップキャップもお似合いですよ。


それからぜひモリゾウさんにお伝えください。
次期マークXは、今の流れではエンジン,ボディ共にダウンサイジングはしかたないにしても必ずISと同じくFRで発売してください。。。と
unclemax :
優勝おめでとう
TOPクラスの(WRC)ドライバーはあれだけ走って数秒差・・・
もしかして、ある意味F1パイロットより上かも?
サーキットとは違う走りでもセパンに役に立つことを祈願してます。

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