レーシングドライバー　脇阪寿一 OFFICIAL BLOG

大輔はARTAで２００７年チャンピオンを獲得も２００８年トヨタ移籍。

なかなか成績が上げられず・・・・・あの事故。

そこから奇跡の生還を果たし、昨日復活の優勝。

今年の最終戦を象徴するように、今まで彼には大変な事がたくさんありました。

正しい事を信じて頑張ってきたからこそでしょう。

本当におめでとう。

チームルマンもあの２００３年菅生以来の優勝、おめでとうございます。

大輔、チームルマンの皆さん、おかえりなさい！！




そして、総合の表彰台！？？？？

何で俺が居ないの！？

写真を撮りながら少し寂しい感じ。

カメラマンに徹していました。

レクサスチームの表彰台独占、おめでとう。






そしてフォーミュラ日本。

アンドレ、完全総合優勝おめでとう。

アンドレも頑張っていましたが、井出選手と山本選手もいけてましたね！！

レース２ではアンドレと変わらぬペースでレースした山本選手。

井出選手は何と言っても、スタート！！

いつも５、６台は抜いてくるイメージ！！

「こら！！それを俺に教えろ！！」

と、言い寄ると・・・・・

親切丁寧に教えてくれました。

ありがとね。

でも、遅いわ〜〜〜〜〜。

フォーミュラ日本乗ってたあの頃に教えてほしかった。

そうしたら本山さんの何十勝の内、１５勝ぐらいは俺の物になったのに！！




GT３００では




フェラーリが速かった。

田中選手、平中選手とも優勝。

レース２のZ同士の意地の張り合いは最高でした。

柳田選手にあと誰やっけ！？

そうそう、横溝選手。

あぁ〜〜〜〜おれも表彰台上りたかった！！




JAFグランプリ、レースも色々ありましたがイベントやメディアのお仕事もたくさんありました。




Jスポーツのライブ中継の特設スタジオにお邪魔し

生は緊張します。

なんせ、ノー ○○○　ですから。




レジェンドカップの解説もさせて頂きました。

各メディアの方々、ありがとうございました。



朝からはトヨタブースにアポなし訪問。





予定に無いにもかかわらず迅速に対応くださるトヨタイベントスタッフ。

今井ちゃんのMCに急遽サイン会。

嫌な顔せず対応してくださる環境に感謝。

ファンの方々も喜んでくれたはず。

そうですよね！？




トヨタブースに今回LGDAヘルメットかラーリングコンテストで僕のヘルメットをデザインしてくれた松永真輝くんが来てくれました。

ありがとね。


隣でライバルがトークショーをしていました。




人気急上昇の星野選手に柳田選手、日産ステージです。

えぇ〜い、関係ない！！




日産ステージにも上がらせて頂きましたよ！！

温かく迎えてくださった日産ファンの方々、ありがとうございました。



グランドスタンド裏に自衛隊の方々が色々展示を。

怖そうな顔で立っておられましたが・・・




なかなか親切。

あげくには




優しいですやん！！

貴重な体験をさせて頂きました。

ありがとうございました。

レーススタート前には




F１６やぁ〜〜〜〜〜って盛り上がってたら、アメリカからライセンスを買って、日本で造ったF２らしい。（しかも羽をカーボンで造って強度不足、武装ができなく生産中止となったらしい）。情報をくださった方、ありがとね。

さらに・・・

F４ファントム！！！！

残念ながら写真は逃しましたが、戦闘機に憧れて防衛大学の受験の難しさに夢をあきらめた１１には↑↑

富士の駐車場では爆音の振動で車の防犯アラームが鳴りまくり！！

恐るべし戦闘機。

でも、サーキットに戦闘機が来るなんて、アメリカみたい。

日本のモータースポーツも色んな方々、団体を巻き込んで盛り上がってきましたよ！！




さぁ、最後にレースの話しましょか！？

する！？

しない！？




では少しだけ。

まずはスタート。

東條エンジニア並びにオカミエンジンマンが僕の所にレース１でのスタートデータを持ってきてくれました。

井出選手からスタートのやり方を教えてもらったし、彼らのデータを見てイメージはバッチリ！！

いざスタート。

グリッド、目の前には本山選手。

あの頃みたい。

僕にスタートのトラウマを植え付けた選手であり最大のライバル。

昔、美祢のレースでこんな事がありました。

いつもどおり、本山選手と僕は隣同士のグリッド。

何を間違えたか１１が素晴らしいスタート。

トップで１コーナーへ。

その瞬間に

「勝った！」

そう思いました。

数周後に僕にペナルティー。

？？

意味が分からなかった。

フライングしてない絶対の自信があった。

それを聞きれず走り続けて失格。

レース後、コントロールタワーに向かい映像を確認。

結果、僕はフライングしてない。

本山選手、信号が変わっても反応しておらず・・・・

横から見ていたオフィシャルの方が、本山選手が動いてないのに１１が走り出したとしてフライングと勘違い。

僕はそれで優勝を・・・・。


赤ランプが順番に点灯しそしてブラックアウト、スタートである。

本山選手が僕の前で出遅れた。

その瞬間にあの美祢を思い出し信号を確認。

？？？

青信号がない！？

一瞬、頭が？？

あの頃は赤が消えて青がついたんです。

でも今はブラックアウト。（何もつかない状態、F１のあれといっしょ）

完全に頭の中がタイムスリップ。

クラッチミートは問題なかったですが、アクセルを一瞬ゆるめてしまい・・・

何じゃそれ！？

小暮選手に行かれてしまいました。

ざっと、これがJAFグランプリのメインイベント、脇阪寿一のスタート。


レース展開は

シリーズ戦よりかなり路面温度が低い状態。

この温度レンジに合うタイヤを各メーカが持っておらず、攻めると１００Rで左フロントを壊してしまう状況。

僕は車をきついオーバーステアにセッティングしてもらいフロントタイヤをかばう作戦、しかも１００Rは攻めずに後半を待ちました。

中盤２４号車オリベイラ選手とバトル。

１コーナー手前でアウトにふり、安心させてずばっとインに。

並んでAコーナーにと思いきや、ダートに押し出され・・・・

また追いついて、今度は１コーナーでアウトから並び、そのままAコーナーまで並んで行こうと思うもはじき出され・・・・

何でかな！？

本山さんとのバトルでは車１台分のスペースはきっちり空けてくれるのに！！

アグレッシブルとダーティーをはき違えてる感じ。

「お客さんの喜ぶバトルをしろ！！」

土屋圭市さんの教えを知らんのか！！

実はラルフにも同じように１コーナー外側へ押し出されたのですが、これは彼が止まりきれず謝ってきました。

故意じゃなければ許します。

でも、故意はいかん。

何で、１コーナー毎回アウトに行くか！？

それは１コーナーをアウトから行くと、１コーナーからのバトルを１コーナーのお客さんにも、Aコーナーのお客さんにも楽しんでもらえるから。

１コーナーのインに飛び込んだらそこで勝負は終わります。

お祭りですから。

後半は最終セクターの方々に喜んで頂けたと思っていますが・・・いかがですか！？

タイヤが摩耗しコントロールに苦しんだ後半、僕は前半セーブした分元気。

色んな車を抜きました。

ラスト２周、プリウスコーナーで２４号車を抜き、最終ラップ、同じコーナーで１２号車松田選手をパスし５位。

そして最終コーナー、インについている僕に後ろから２４号車が追突。

それはあかんやろ！！

その前から彼にはスポーツマンシップに反すると警告の旗が何回も。

残念です。

フォーミュラ日本王者の威厳を自ら汚す行動。

ほんまに残念です。

でも、ただでは終わりたくないので派手にぐるぐる車を白煙たてて回してみました。

最終コーナーで観戦頂いた方々、楽しいで頂けました！？

楽しんだ！？

それなら、僕としてはOKです。

ほんの少しだけ、レースの事を伝えてみました。

ほんの少しだけ・・・・。



ほな。


最後に、家に戻ると鹿児島の友達から




僕は彼のこの文字が大好き。

ありがとね！！