レーシングドライバー　脇阪寿一 OFFICIAL BLOG

朝のフリー走行直前、嵐の様なスコール。

昔あった白色の飲み物スコールは好きでしたが、セッティングを試したい時のスコールは困ります。

今回、色々ありまして・・・・。

車のセッティングをいつものベースセットから少し攻めたセットで持ち込みました。

内容はＴＲＤの最新空力パーツと東條足まわり。

朝のフリー走行、ＷＥＴの状況は悪くなくコンディションによって（雨の強い、弱い）違いますが1位から5位をうろちょろしながらの走行。

雨は得意なトムスですからこれは普通ですが、昼から行われた予選1回目はドライ。

その序盤、ドライにかかわらず60キロを積んで5位をキープ。

ドライバーのコメントは「もの凄いオーバー！！」

アンドレ：「Ｃａｎ　ｎｏｔ　ｄｒｉｖｅ！！」

それにしても5位なわけです。

これでオーバーが収まれば何秒でるねん！？状態。

これは車のポテンシャルを大きく上回る数字。

オーバーとは言え今回の攻めたセッティング変更で何かしら良い所があると言う証明です。

合わせこみは必要ですが。

予選最後のアタックには時間が無くフロントの車高関係を変更してアタック。

これが失敗。

スーパーラップ進出を逃がす12位。

リアのグリップは増えずに欲しい所のフロントグリップが抜けて・・・・・・。

スーパーラップに進出できず。

アンドレ、東條さんは少し落ち込んでいましたが僕は明るいですぞ！！

チャンピオンシップ獲得に向けてより良い車を作るためセッティングにせよドライビングにせよ攻めれば多少の失敗は付き物です。

でも大切なのは、

何事においてもまずは攻めること。

失敗を怖がっていてはいけません。攻めて攻めてその先に何を欲しているか！？求められているか？！

次に何が正しくて、何が間違っているのかを見極める事。

それが出来れば物事はレベルが上がります。

今回、ペトロナスのホームレースで予選に失敗したのは申し訳ないですが、この失敗はトムスをより強くするための通り道と考えます。

明日決勝で良くなるのか！？次のレースになるのか！？今の段階でどのくらいの時間が必要かはわかりませんが、必ず速い車、強い車をチームと共に造ります。

それがタイトル獲得に必要な事と思いますから。

難しい話は終わり！！











この写真おかしいです。

何がおかしいかわかる人？？？


































セパンサーキットは通常と一緒で時計回り。

ですからピットロードをメカニックに押してもらっているペトロナス号は逆走です。




さて何で逆走しているのでしょうか！？
















この答えはスーパーＧＴチーム関係者の大半は知っています。

何処に行っても言われます。

トムスメカニックは少し恥ずかしそうです。






























正解は・・・・・・・・。

朝のフリー走行終了間際、残された少ない時間でピットインした１１。

タイヤを浅溝に交換しタイヤ皮むきのためラスト1周にかけてピットアウト。

ピットロードを走行中、走行時間終了。

ピット出口の信号も赤。

でも皮むきしたい！！

車を左右にゆすってアクセルをエイ！！

スピンしました。

ピットロードで。

ニスモの前で。

ニスモのメカニックさんの方に向けて。

決して富士の仕返しをしたわけではございません。

あぁ～恥ずかしい。

別の意味でタクシー呼んで～。

穴があったら入りたい。








車を降りてヘルメットを取り、顔をさらしながらピットロードをコントロールタワーにダッシュ。

恥ずかしい限りです。

別に呼ばれたわけではございませんが、呼ばれるより先に行って謝らな！！

入室してすぐ何も前おきなしで

「すいませんでした。ごめんなさい。」

レースコントロールの方々

ぽか～ん！！

「お前まだ呼んでない。」

１１：「怒られる前に謝りに来ました！！」

ＲＣ：「ｈねｈｆｅｏｉｊｆａｗんｃｍ；めｄ・；ｊｍｄｍｑｐｅｄ」

１１：「じぇｗｈｆｊｈｆｊらｗふぁｋんｆｒｈｇぬおｔｒｊないｍｇｖｐ」




罰金1000リンギット。

痛い。

許してよ～～。