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JGTC Rd.8

●JGTC Rd.8 REPORT


今回の鈴鹿は、前回のオートポリスと同様にタイヤには非常に厳しいやろなー・・・と思ってました。
理由は鈴鹿は路面のミュー、グリップさせる力が比較的高く、加えて中、高速の高荷重でコーナリングするコーナーが多い為です。 ただ11月で気温も低くなっていってるんで、ゴム的にはちょっとマシ。 なんで、相対的に考えるとオートポリスと同じ様な感じかな・・・と。 何回かここでも書いたと思うけど、今のGTは一発のタイムよりレース周回数を安定したタイムで速く走る事が結果に繋がるんで、とにかく僕は安定した車作りをしていったわけやけど、今年の序盤よりちょっと先を見たセットが出来る様にはなってるんで助かってます。 ただ、勝つ為には、もっと速いレースラップと、レースでのリスクを少なくする為の予選での一発が必要になってくるからね・・・。
 
予選は服部さんが2回目に賭けてたけど、他車のコースアウトが連発してタイミングが取れず、満足にアタック出来ないまま終了。 レースは僕がスタート。 後ろを気にしないでスタート出来るポジションやったんで、ちょっと間隔を取って、前車に上手く合わせて加速しようと思ったら、前方から次々とブレーキすんでちょっと焦った! 後でビデオ見て原因は解ったけど・・・。 スタートから数周、10位辺りの集団で抜く事も出来ずにいたんで、燃費を稼いだりとかしてたら、10周目くらいにやっとそれぞれの車に変化が出始めて、やっと僕の周りでレースが始まったって感じに・・・。 何度か#36、#16に仕掛けたけど、今回の僕は冴えてなかったと自分で思う。 プロ意識の高い服部さんと組む様になってから、少し僕も変わったと思う。 その中で責任や使命感の事なども高く考える様になった。 例えば、このところ任されてるスタートに関しても、戦略上、ドライバーのキャラクターやスタイルも重要な要素やけど、まず第一にチームから信用される事も大事で、僕でリタイヤなんかは許されんわけ。 また、リタイヤはせんけど、プッシュしない、抜いてこない、チャンスでもチャレンジしないのはドライバーやない。 難しいわけですね! この一年、ここまで僕達自身のミスでチェッカーを受けられんかった事もなかったし、このレースもキッチリ走りたい気持ちが強かった。 このレースでは、その気持ちが悪い方へころごったかなぁ〜。 狙ってたシケインで300クラスの車が変な動きをしたんで、#16のブレーキングが一瞬早くなると感じたか、読んだんか、今では覚えてないけど、
とにかくインに入ったけど、#16も勿論譲らず切れ込んできて接触。 とにかく僕の入り方が冴えてんかった。 これで10秒ロスしてしまったんで、その後はプッシュして、#64を130Rのアウトから抜いたりと楽しみながらポジションも戻せたから良かったけど、僕的にはこの1年で一番いけてなかったと思ってます。 ただ、その後、ピット作戦は今年のベスト! 僕もピットに入る前にタイムロスしつつある状況を伝えれたし、チームの対応、判断も完璧で、服部さんがピットアウトした時には4つもポジションを上げれた! ただ、予定より周回数が増えてしまった服部さんにはきつい作戦になったけど・・・。 その後は色々ありまして10位。
 
まぁ、1ポイントでも確実にポイントを獲っていく事は、どの状況で走っていても同じなんで、また次に繋げます! 早いもので、もう今シーズンは終了。 今年は僕のレース人生の中でも一番早く感じたかも・・・。 理由は公私ともに服部さんが僕に多大な影響を与え続けてくれ、モチベーションの高いチームに支えられながら、ダンロップタイヤの開発、レースに加われたから・・・。 充実してたんやろーなー!! ただ、結果的には充実も満足もしてないから、オフのテストも集中して、来季には、関係者、ファンの皆さんの御期待に応えれる様頑張りますので、また応援して下さい! ありがとうございました!!

 

薫 一

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BBS Racing Shigekazu Juichi