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BBS Racing Shigekazu Juichi
 
Hot Mail 初めてのサッカー観戦日記。
 

●JGTC Rd.6 REPORT

 全日本GT選手権は残り3戦。いよいよ終盤戦に突入した。
目先のレースの勝利あくまでもシリーズチャンピオンを第一の目標におく、脇阪寿一、飯田章組CAR NO.6エッソウルトラフロースープラは、ウエイトハンデを減らす我慢の中盤戦を終え、いよいよ終盤戦にむけての戦略勝負となった。
このもてぎの時点でのウエイトハンデは50kg。
「50kgのウエイトまではレースが読める」と今年再三口にしてきたチーム監督の土沼広芳。
残り3戦、ランキングトップのauセルモスープラが100kgを積み高ポイントを獲得することが難しい状況だけに、これ以上ウエイトを増やさずポイントを確実に稼ぐことがチャンピオンへの最短距離と読んでいるようだ。
そのためにはウエイトハンデ±0の4位か20kg減る5位が理想。その戦い方が注目された。
2回目のセッションでブレーキバランスの狂いからスピン。1回目からのタイムアップができずに1分47秒063の9位で終えた予選。不本意ではあるものの、十分目標順位がのぞめるグリッドから決勝スタートとなった。
 

 スタートドライバーは飯田章。「そうは言ってもやっぱり50kgはつらかったね」と序盤10位に順位を落とす。
しかし5周目プロジェクトμエスペリアスープラとMobil1NSXの接触コースアウトにより8位に戻し、7周目ヘアピンで綜警McLARENをかわし7位浮上。
さらにカストロールピットワークGT-Rとテイル・トゥ・ノーズのバトルの末、GTRがコースアウト6位に順位を上げ30周目ピットイン、脇阪寿一とドライバー交替した。
全車ルーティンのピットインを終え、38周を終えた時点で6位。
そして41周目、ヘアピンコーナーでトクホントムススープラをかわし、まさに予定通りの5位に浮上。
このまま順位をキープするのか、それともランキング2位の光貞秀俊が乗るRAYBRIG NSXが2位を走っていることを考え、より多くのポイントを獲得しにいくのか注目されたが、チームは残り2戦を考え順位キープ、次のMINEで30kgにウエイトハンデに減らす作戦を選択した。
しかし、ここで予定外のことが・・・・。
3位を走行していた無限NSXがミッショントラブルでリタイア。
「それだけが予定外だった。でも、実際に50kgのウエイトで走っていて、MINEはこのウエイトで大丈夫だとわかった」(脇阪)とあえてこれ以上順位を落とさず4位のままフィニッシュすることを選択。
「もしもう1台いなくなって3位になったらまずいとは思っていた」(脇阪)
「前の(イエローコーン)マクラーレンは抜こうと思ったら抜けたはず。でもいかせなかった」(土沼監督)と4位のままフィニッシュした。
「次のMINEを5位で20kg減らし、ウエイトハンデ30kgで鈴鹿で優勝、チャンピオンを決めるのが理想。
30kgなら鈴鹿では負ける気がしない。」(脇阪寿一)
「50kgのウエイトは楽ではないけれど、余裕が無い中でよく走っているよね。車もその車を作ったチームもたいしたものだなあと思う。」(飯田章)

「5位狙いでしたけれど、車の調子がいいのでMINEは50kgでも大丈夫です。 4位になって順位を落とさせることも考えましたけれど、RAYBRIG NSXも優勝しそうな勢いで2位を走っていましたし、ポイント差をこれ以上広げたくなかったので、流れの中でこうなりました。 ファンの方は表彰台を逃したことでがっかりさせてしまったかもしれませんが、そういうことなので理解していただきたいと思います。
MINEで5位となって20kg減らして最終戦鈴鹿で勝負です。(シリーズトップのauセルモスープラよりも)ポイントもウエイトも近いRAYBRIGの今後の動きの方が気になりますね。」(土沼広芳監督)

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